いわて中部ネットの有効活用をお願いします。

コロナ禍こそ「いわて中部ネット」で連携を

 新型コロナウイルスの脅威は、続いていますが「いわて中部ネット」は、新型コロナウイルスとの長期戦、そして未来を支える大きな役割を担うのではないかと考えています。

● 安心安全の医療・介護の提供に

 例えば、病院やクリニックでの情報共有のみならず、薬局においては、治療経過、検査値、併用薬の把握が可能な「いわて中部ネット」は、業務の幅を広げ、『処方薬の重複の防止』はもとより、『機能低下を医師に伝え、適切な処方内容に変更』というように患者様へ安全・安心な医療や介護の提供に寄与するものと考えております。

● 対面しない診療の需要

 さらに、コロナ禍においては、オンライン診療の需要など今後、医療機関において、出来るだけ対面しない対応が求められる可能性が増えると思われます。

 例えば、患者様がオンライン診療後に薬の受け取りのため、初めて薬局を利用する際にも「いわて中部ネット」で患者情報を把握できることは安心感があります。

 この期せずして取り組まなければならないコロナ感染予防のオンライン診療においても、「いわて中部ネット」の可能性を実感しています。

● コミュニケーションボードの活用

 機能の一つであるコミュニケーションボードの活用も有効なのではないでしょうか。

 同様の機能を有する他の医療介護情報ネットワークの実例ですが、医師、看護師、ケアマネージャー、薬剤師などその地域で携わる多くの職種がこのコミュニケーションボードで情報交換を行っているそうです。

 利用している人は、『コミュニケーションの回数が増え、地域連携の一体感が増した。相手が都合の良い時に見れるので、気軽に相談や連絡ができる』との感想です。リアルとオンラインが上手に融合する地域連携はこれからの高齢化社会には必要不可欠でしょう。

● 今後に備えて

 現在も新型コロナウイルス感染者が出ていない岩手県ではありますが、今後全国的に第2波、第3波が予想され、これからの備えとして「いわて中部ネット」の活用を進めてみてはどうでしょうか。

『岩手での安心の暮らしを守っていきたい』この想いは、誰もが共通の想いです。住民の医療・介護に関する『情報』を共有し、私たちの『想い』を紡いで岩手の明るい未来を創っていくことを願っています。   

編集記

 遠方の若い身内が、薬害で損傷を受けました。アレルギーのため某クリニックで処方された点眼薬を使用していましたが、異変を感じてクリニックを変更しました。しかし、その点眼薬を持参しなかったため、初診では診断がつきませんでした。診断がつくまでの間に、より悪化した可能性があったことから、薬の副作用に関して情報連携の必要性を強く感じます。因みにその地域に医療情報ネットワークはあるのですが、そのクリニックは加入していないそうです。残念ですがその損傷を受けた部位が二度と回復することはないそうです。                         協議会事務局 冨手信一